「乳歯は生え替わるのに、予防は必要なの？」
「乳歯がむし歯になっても、永久歯は大丈夫なんじゃないの？
「自分でしっかり磨いているので予防はできているはす！」
もしそう思っていらっしゃる方がいたら、ぜひお読み下さい！
親御様の認識が、お子様の将来を守ります！
乳歯のむし歯が永久歯に及ぼす影響！
実は、乳歯には噛むという役割だけでなく、永久歯がきちんと生える場所を確保するという大切な役割があります。
ところが、乳歯がむし歯によってなくなってしまったら、その役割を果たせなくなって永久歯に影響が出てしまいます！
甘いもの大好き！でも歯みがきは苦手！
子供はおやつが大好きなので、むし歯になりやすいものです。甘いものを食べるのが悪いわけではありません。
その後のお手入れがしっかりできるかどうかが重要なのです。しかし、子供はどうしても自分ではうまく磨けません。
子供が自分で磨く場合はゴシゴシ磨きで十分です。その後にお母さんが仕上げ磨きをしっかりしてあげる必要があります。
しかし、残念ながら仕上げ磨きをしても、ほとんどの場合には十分に磨くことができていません。
（大人でも、多くの方が自分の歯をしっかり磨けていません）
また、例えしっかりと磨けていたとしても、磨き残しを１００％なくすのは不可能に近く、しかも歯磨きでは落ちない汚れは絶対に付着しています。
ですので、大人も子供も、定期的にクリーニングを受けることがとても大切なのです。
むし歯の早期発見が特に重要！
乳歯のむし歯には特徴が２つあります。
1 進行が早い
大人のむし歯の場合には、初期の虫歯から痛みが出るまで数年ほどかかることがほとんどです。しかし、乳歯の場合にはたった数ヶ月で神経まで届いてしまうことがあります。ですので、早めに見つけてあげないと、あっという間に驚くほど大きなむし歯になってしまうのです。
当然、大きなむし歯は痛みが強くなるので、お子様も苦痛が大きいですね。
治療も時間がかかってきます。
2 自覚症状がでにくい場合があること
大人と違い、少し歯がしみたとしても「むし歯かな？」「歯医者に行かなきゃ」と思わないことがほとんどです。年齢が低ければ低いほど、その傾向にあるのは当然ですね。そのため、ある程度むし歯が進むまで発見できないことが多いのです。日頃より、お母さんたちがお子様のお口の中に関心を持ってチェックしてください。
見た目では分からないむし歯もあります
口の中を覗いただけでは、一見してむし歯だとは分からないケースが多いです。
ですので、歯科医院ではむし歯が隠れていないかどうかを調べるために、レントゲン検査や、ミラーを使った検査を行うのです。しかも、初期の虫歯はとても小さいため、非常に発見しづらいのです。
ですので、毎日お母さんがお口の中をチェックしていても、気がついたときにはむし歯が進行していた！ということが多いのです。
また、治療してもそこの場所の付近がむし歯になる可能性もあります。
仮に、もうすでにむし歯になってしまったとしたら遅いのかというと、そんなことはありません。
このように、乳歯には危険がいっぱいです！早めのむし歯発見、そしてむし歯予防のために定期検診へ通うことをお勧めします！
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